ストレス反応による心身の症状にいち早く気づき、ひどくならないうちに気分転換や休養を取ることがストレス・コントロールの第一歩です。
ストレスにより、呼吸や心臓などをつかさどる自律神経のバランスが崩れると、心身に様々な症状が現れるようになります。不眠、動悸、下痢、便秘、肩こり、頭痛、倦怠感などの不定愁訴や、不安感、イライラ、無気力などが起こります。
この時点で、その原因がストレスだと気づかないと、いたずらに症状を悪化させてしまうことになります。これらの症状が特定の状況で顕著になると、「○○症候群」という病態で呼ばれます。
実は、この症候群の中にも完全に病気といえるものが少なからずあります。一般に、ストレスが起こす主な病気をあげてみます。
ストレスは体に様々な悪影響を及ぼしますが、心身症は心がもたらす体の病気のことです。3軍の防御システムが破壊され、その人の最も弱い体の部位に発症するのが特徴です。
心が原因で起こるので、メンタルケアなしには完治しません。ストレスの自覚のない人は、心身の疲労を感じないので「まだまだ大丈夫」とつい限度を超えて頑張りやすいので要注意です。
また、ストレスを溜めやすい性格も多分に影響しています。まじめで自己犠牲的に頑張る人には気分転換が下手な人が多く、どうしても無理が生じてしまいます。
代表的な心身症としては、胃潰瘍、気管支喘息、高血圧、頭痛、過敏性腸症候群などがあります。
最近、軽度のうつ病が急増しています。うつ病の多くは、心理的ストレスに起因しますが、体質的要因や脳の機能的要因の影響もあります。
抑うつ的になりやすい人は、不幸な過去や大きな喪失体験により悲観的な考えを持っていることが多いです。
一口に「うつ病」といっても、その程度や症状の出方、原因は様々なので、必ず専門医を受診したほうが良いです。
やる気が起きない、考えがまとまらない、日内変動がある、睡眠障害、疲労感、食欲不振などが2週間以上続くようなら、うつを疑ってみるべきです。
うつにはいくつか禁忌事項があります。「絶対に励まさない・大事な決断はさせない・飲酒や遊びに誘わない・一人にしない」などです。
車でいえば、ガス欠状態なので、励ましても車が壊れるだけです。まずは、十分な給油(休養)が必要です。